議員提出議案第2号
埼玉県議会の海外行政視察における逸脱行為の真相究明と
関係議員の出処進退の決断を求める決議
このたびの埼玉県議会「産業・防災アジア行政視察団」一行の海外行政視察における、6人の県議会議員の逸脱した行動は、戸田市民を初め多くの県民に大きな衝撃と不信感を与えており、まことに遺憾である。
全国の議会や政治全般に対する国民の信頼を大きく損なわせることになった責任は重大であり、市民の信託を得て活動する私たち戸田市議会としても到底許すことはできない。
これに関して県議会は、「関係議員に自戒反省を求める決議」を行い、関係議員が県議会及び党の役職を辞任したとのことであるが、海外行政視察の目的や効果が問題視されている中での出来事であり、その後の説明責任も十分に果たされていない現状にある。県議会及び関係議員はその責任の重大さを深刻に受けとめ、全力を挙げて信頼回復に努めるべきである。
よって、本市議会は埼玉県議会が県民の信頼を取り戻すために、自らの責任において事件の徹底した真相究明を行い、埼玉県議会議員政治倫理規程に基づき、厳正な対処をされることを求める。また、6人の議員は、自らの地位と責務を自覚し、辞職を含む出処進退を明らかにするよう強く求めるものである。
以上、決議する。
平成16年2月6日
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