駅立ち市政報告 2009年
2009年12月議会閉会号(表面)
発見67 地球温暖化対策条例制定!
戸田市環境基本条例の理念を基に地球温暖化対策条例が今議会の議案に上がり議決され平成22年6月1日から施行となります。
これにより、温室効果ガスの排出量の削減の目標などを定める実行計画を策定し、将来の市民等の健全な生活を確保するとともに持続可能な社会を実現することを目的に市や企業、私たち市民も取り組むことになります。
この条例は、主に快適な生活がいかに地球環境へ影響を与えているかを改めて認識することや将来に向けての視野をもって、自然環境の保全は人類の生存に不可欠な要素であることを認識し、限りある資源の有効利用を推進、温室効果ガス排出の抑制することや環境問題に関する正確な情報を共有することを基本理念とします。
特定事業者と地球温暖化対策計画を立てたり、建築物環境配慮計画を立てたり、市民等は、公共交通の利用を心がけたり具体的な取り組みが行われます。
一緒に力を合わせて持続可能なまちとして戸田市をきらりと輝かせましょう。
詳しくは、戸田市ホームページを御覧下さい
発見68 海外留学奨学金の制度、ご存知ですか?
これは1977年に市内在住の方から海外で学びたい奨学生に使ってもらいたいと1億円の寄附をうけたことから始まったそうです。感謝!
ですが、昨年も申請がなく、意外に知られていないようです。
そこで、利用しやすいように今議会で戸田市海外留学奨学資金等給与条例改正の議案が提出されました。内容は1年目100万円の支給限度額を200万円へ、2年目は50万円が100万円の改正です。
利用条件は、市内在住2年以上の大学生、もしくは卒業後5年以内の社会人、世帯全員の市税を完納し、留学希望国の国語で意思の伝達ができる者(例、英語圏TOEFL450点以上か英検2級)、成績優秀、品行方正及び留学に耐え得る健康な者、学資が不十分な者。他の奨学金を受けない者。留学先大学の受入れ留学証明書があることなどです。
今までに、61人がこの制度を利用したそうです。留学先で多かったのは、アメリカの30人、イギリス10人、中国3人などです。
次回のこの制度を利用したいと思った方は、1月16日~2月6日の期間に教育委員会に申請してください。
世界に羽ばたく、とだっ子達が今後も続きますように!
2009年12月議会閉会号(裏面)
発見69 (仮称)戸田公園駅前行政センター6月オープン予定!
戸田公園西口駅前で10月より戸田公園駅前行政センターの工事が行なわれています。鉄骨3階建で6月からオープンする予定です。
平成16年12月に戸田市議会定例会の一般質問で、駅構内や駅周辺での「行政の
市民総合窓口」設置の必要性について取上げさせていただきました。できれば、駅ビルの中に施設ができることが理想でしたが、費用がかかりすぎることやできるだけ速く設置するために、駅前の市の敷地内に建設することとなりました。その分、利用しやすいように駅とセンターの2階部分をペディストリアンデッキで連結することになりました。
その2階部分は、予約による図書館の本の受渡カウンターと、市内の産業・商業・観光の情報を提供する場を予定しています。また選挙時には、期日前投票所となるよう考えられています。
1階は、住民票・戸籍・各種証明(予定している取扱業務は右表参照)の発行などができる受付窓口と自動交付機が備えられ、「埼玉りそな」のATMも利用できるそうです。
3階は、0歳からおおむね3歳未満のお子さんとその保護者を対象にした「親子ふれあい広場」と「乳幼児一時預かり」の場所とすることになっています。 利用できる時間は、平日 午前8時30分〜午後8時、 土日祝日 午前9時〜午後5時 です。
駅前に行政センターができることで行政がとても身近になると思います。日曜でも気軽に立ち寄れるようになりますね。
以前訪ねた横須賀中央駅前の市民サービス総合窓口は、「サービス工房・役所屋」という名称でした。
戸田市でも身近に感じるセンター名がつくと良いなと思っています。そして、市の報告書や計画書、統計資料、観光ガイド、イベント情報が得られ、地域の活性化につながる施設になっていくことを願っています。
2009年6月議会閉会号(表面)
発見64 子育て支援に注目!「妊婦健診14回分」と「出産育児一時金39万円」に
現在、妊娠中の方はご存知かもしれませんが(母子手帳に添付)、4月から、妊婦健康診査の費用の補助回数が 5回から14回へと変わりました(4月以前の現在妊娠中の方も大丈夫)。これによって、経済的負担が大きかった妊婦健診を受けない状況が減り、母子の健康状態を事前に把握することができ、安心安全につながります。
検査内容は、「妊婦一般健康診査受診票(5回)」「妊婦健康診査助成券(9回)」「妊婦一般健康診査受診票( 子宮頸がん )」「妊婦HIV抗体検査受診票」「妊婦超音波検査(1回)」分です。
また、10月から国民健康保険条例が一部改正され、出産一時金が現状35万円から39万円に増額されます。なお、出産費用が一時金を上回った場合(仮に40万円)は、その分(1万円)だけを医療機関に支払い、一時金を下回った場合(仮に38万円)は、育児費としてその分(1万円)が市役所にて支給されます。
加えて、分娩を取り扱う病院、診療所や助産所が、産科医療保障制度に加入していればその費用も自動的に医療機関に支払われます。出産時には、予期せぬことが起こることもあります。先天的ではなく、出産の時に、何らかの原因で重度の障害になった場合のことを考えた制度で、1月からスタートしています。
お金の心配から開放され、保障制度があることで、安心して赤ちゃんを産める環境が整ってきました。ですが、出産育児一時金は、緊急少子化対策として改正されたため、期間は平成23年3月までです。
そこで、暫定的措置として1年半で終わるのでは抜本的な対策にならないことから、健康福祉常任委員会で、議案として「出産育児一時金の支給期間の延長を求める意見書」を本会議に提出し、賛同を得、戸田市議会から国及び政府に対して、期間延長を強く要望する意見書を提出しました。
少子化対策とするならば、少子化の心配がなくなるまで続けてもらいたい制度です。
その他、こども医療費支給事業が平成22年の1月からスタートする予定です。この事業により、小学生の医療費は、現状3割負担から1割負担に減額されます。小中学生の入院費も、1割負担となります。この事業が、スタートすることにより、かかる費用は、今までの約1.5億円弱の増加を見込んでいます。
安心して子育てできる環境づくりをしていくことは、戸田市民の安心安全のまちに繋がります。不便を感じたり、おかしいと思ったりした時が、チャンスです。チェンジにつながるご意見をおまちしています。
2009年6月議会閉会号(裏面)
発見64 子育て支援に注目!「妊婦健診14回分」と「出産育児一時金39万円」に
公的年金からの特別徴収制度スタート
平成21年10月より市県民税の年齢65歳以上の方に公的年金からの特別徴収制度(天引き)が始まります。
寄附金の控除が変ります
今まで10万円以上の寄付をしないと控除の対象になりませんでしたが、5千円以上から認められることになりました。また、控除対象の限度額が総所得金額等の25%から30%に引き上げられました。
控除額の求め方は、
税額控除額 = [ 対象となる寄附金(総所得金額等の30%まで)
-5千円 ] × 税率(市6%・県4%)
控除の対象となる、寄附金先は、
・日本赤十字社(埼玉県支部)に対する寄附金
・埼玉県共同募金会に対する寄附金
上記に加え、条例指定したところが新たな対象となります。
・埼玉県内に主たる事務所(本部)がある法人。
・埼玉県知事または埼玉県教育委員会が主務官庁の権限に属する
事務を行う公益信託
・上記以外の県民の福祉の増進に寄与するものとして、
埼玉県知事が指定したもの
その他、控除の対象となる寄付金として、話題のふるさと納税がありますが、算定方法は違います。詳しくは、税務課までお問い合わせください。
上場株式等の譲渡所得等に対する課税の特例措置
上場株式等の配当・譲渡所得に係る軽減税率10%(市県民税3%、所得税7%)は、平成21年1月1日から平成23年12月31日までで、配当所得は100万円以下の部分、譲渡所得は500万円以下の部分について軽減税率10%が適用されます。
平成24年1月以降は税率20%(市県民税5%、所得税15%)に戻ります。
個人住民税における住宅ローン特別控除
平成20年から平成28年までに入居し、所得税の住宅ローン控除の適用を受けた方について、所得税から控除しきれなかった額を翌年度分の個人住民税から控除する制度が創設されました。住宅ローン控除可能額が所得税額を上回っている場合、上回った額を住民税から控除できます。
2009年3月議会閉会号(表面)
発見63 平成21年度の予算が決定しました
自立したまちを持続させるためには、税金がどこにどれだけ使われていて、どんな効果があるのかを私たち自身が知ることが重要だと思っています。 ここにあげている事業はほんの一部です。
これらの事業をご覧になってどんなことを感じられるでしょう?
情報を共有して議論しながら市民恊働のまちづくりの一歩になっていくとうれしいので、ご意見などをお待ちしております。