戸田市議会議委員さいとう直子の駅立ち市政報告(2011年)

戸田市議会議員斎藤直子駅立ち市政報告

駅立ち市政報告 2011年

戸田市議会議員さいとう直子の戸田市議会・戸田市政駅立ち報告2010年3月議会閉会号
2011年9月議会閉会号2(表面)

発見84 戸田市は、74.5% が自主財源で健全ですが…。

 平成22 年度の決算審査が9月議会で行われました。一般会計の歳入( 収入) 総額は、昨年より約15 億円少ない446 億円(一人当たり36 万円)で、主に減少したのは、市税と市債、諸収入(東日本大震災により3月16 日から予定されていた競艇のSG レース総理大臣杯も中止され、昨年より6.5 億円の配分金減)などでした。

 今回印象に残ったのは、市税が昨年度より4億円以上減った事です。市税 約259 億円の内訳ですが、

 固定資産税は 128 億円で、1億7千万円程増
 市たばこ税も 8億6千万で、年々減少傾向から、価格値上げによる
        駆け込み購入が要因だと思いますが、4350 万円の増
 軽自動車税も 百万円増の6785 万円
 都市計画税も 1千万円増で17 億4 千万円でした。が、
 市民税は、  104 億円で、昨年より7億円近いマイナスでした。
  (個人が5億円減の84 億円 法人が2億円減の20 億円)

 滞納分は2億円以上徴収し、昨年1億円以上あった不納欠損額も9千万円以下にし、決算時において11 億円(3億円/22 年度分含)が未収入となりました。

 景気低迷が続く中、震災による影響もあり、様々な要因が22年度の収入減を引き起していると考えられます。が、戸田市は、マンション建設も行われており、人口増がまだ見込まれているものの、子供の数は、微増となってきています。県下一若い市民平均年齢(39 歳) ではありますが、加速をつけて高くなってきていることや、企業の転出などから、今後、自主財源を今以上に確保していくことは厳しくなると思われます。そうなると、歳出(支出)の削減が必要となります。何が優先で、価格に対し質や結果がどうであったかを分析し、必要なサービス(事業)を継続させていくことが重要です。そのためにも、住民一人ひとりがコスト意識を持ち、必要なサービスを選択していく事が求められます。

 発見85 で、平成22年度の主なお金の使われ方をについてお伝えします。


発見85 義務的経費(人件費・扶助費・公債費)に43.5%!

 平成22年度の歳出(支出)は、434 億円(一人当たり35 万円)で、毎年必ず支払わなければならない、人件費や扶助費、公債費(ローン)にあたる「義務的経費」は189 億円で、昨年に比べ6.4% 増加しました。割合が増えた分、他の経費に使えるお金が少なくなるので、予算を編成する自由度が失われることになります。全国平均より余裕はありますが、人件費(68.1 億円)は、3億円減ったものの、扶助費(101.4 億円)が、3億円近く増えています。公債費(19.4 億円)は約1500 万円増でした。


 目的別のお金の使われ方で見てみるとトップは、扶助費で5割を占める民生費168 億円(13.5 万円/1人)で、全体の38.7% を占めています。

 主なものは、

 社会福祉費65.3 億円(国保繰出金10.9 億、障害者福祉15 億、高齢者福祉14.7 億、保健センター工事13 億etc.)

 児童福祉費66.5 億円( 子供・児童手当27 億、こども医療4億、母子福祉3.8 億、保育園17 億、学童保育室2.5 億etc.)

 生活保護費36.2 億円 (生活保護扶助費34.5 億etc.)  です。

 次に多く使われたのは、土木費の69.8 億円(5.6 万円/1人)16.1%。

 土木管理費 4.7 億円( 交通安全対策費1.9 億、道路照明灯電気料4788 万etc.)
道路橋りょう費 4.3 億円( 道路維持費2.8 億、歩道整備事業5149 万、橋梁整備事業5149 万etc.)

 河 川 費 2.8 億円( 上戸田川改修事業2526 万、さくら川整備事業1.39 億etc.)

 都市計画費 56.1 億円(土地区画整理費22.5 億、公共下水道費13.6 億、公園費9.1 億、都市開発基金費5.9 億etc.)

3番目が、教育費で63.9 億円(5.1 万円/1人)14.7% でした。

  教育総務費 9億円( 就学援助事業1.1 億、ALT 事業7421 万、私立幼稚園事業2.3 億etc.)

  小学校費 16.6 億円( 学校管理費5.6 億、耐震補強事業3.6 億、学校( 単独) 給食施設整備事業4.2 億etc.)

  中学校費 11.3 億円( 学校管理費2.5 億、施設整備事業( 新曽中増築etc.)7 億、耐震補強事業1.7 億)

  社会教育費 6.5 億円( 公民館費5925 万、図書館費3.7 億、郷土博物館費6511 万etc.)

  体 育 費 4.7 億円( スポーツ振興事業4949 万、スポーツセンター管理運営費3.5 億etc.)

  学校給食費 15 億円( 学校給食センター費(新築工事4.4 億含)10.8 億、単独校給食費4.2 億)


PDFダウンロードはこちら → ekirep201110_8485.pdf

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2011年9月議会閉会号2(裏面)

発見86 放射線量測定状況!

 戸田市で、6 月7 日から始まった市内各所での空間放射線量の測定結果を学校中心にマップ化してみました。また、土壌測定では、ヨウ素は検出されなかったですがセシウムは測定され、一番高い値は、市役所南側緑地帯でセシウム134 51Bq/kg、セシウム137 75Bq/kg でした。給食材検査は、7 月より葉物から測定し、根菜類や牛乳等検出されず( 定量下限20Bq/kg) でした。



PDFダウンロードはこちら → ekirep201110_86.pdf

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2011年9月議会閉会号1(表面)

発見78 市長をはじめ職員の給料等削減の結果、人件費減!

 昨年の12月に市長、副市長、教育長の3役をはじめ、職員等の給料と期末手当(ボーナス)、プラス職員は勤勉手当をカットし、また、同時に議員報酬の期末手当も下げることを決定!合計で約8000 万円の削減となりました。また、退職者や人事異動等の職員数の増減により、22 年度の人件費は、68 億1 千万円で、昨年度より3億1千万円の減!


発見79 学童保育室、戸田第一、第二、新曽小に第3室!

 全小学校に設置している学童保育室の定員は1225 人で、3室目の学童室が、戸一、戸二、新曽小にできました。22年度の学童保育事業費は、2 億5147 万円。その内、県の補助7955 万と保育費3347 万の収入により、1 億3845 万円が戸田市の一般会計からの支出となっています。

発見80 惣右衛門公園にフットサル登場!

 惣右衛門公園と北部公園が4月1日より新しくなってオープンしました!

 写真の惣右衛門公園には、人工芝が整備され、フットサル場も誕生。排水施設整備など合わせた総費用は、約1億2350 万円でした。都市公園条例の改正で、公園使用料が変更され、サッカー場が2時間2,600円で、フットサル場が2時間1300円となります。

 また、北部球場は、スコアボードを新しくし、使いやすくなりました。サッカーも野球も、ますます盛んになりそうでうです。

発見81 戸田市福祉保健センターがオープンしました

 市民の健康づくりと福祉の向上を図るため「福祉保健センター」は、戸田駅から歩いて5〜6 分の福祉の杜「ほほえみの郷」のお隣に誕生しました。健康診査や保健指導、健康相談などを気軽に行える場所となり、平日はもちろん、土曜日と第2、第4、第5日曜日もオープンしています(祝日は休み)。また、1時間で300円から500円で使用できる講習会室や調理室が備わっています。

 健康に関することはここで聞けば安心!といえる施設です。


発見82 「医療保健センター」から「市民医療センター」へ

 美女木に設置されていました「医療保健センター」が、医療と保健部門が分離され、上記の発見81 の通り、「福祉保健センター」が誕生したことから、平成23 年4月1日より正式名「戸田市立市民医療センター」となりました。建替えが予定されており、新たに誕生するのが待ち遠しい医療センターですが、これからも今まで以上に地域に信頼され、愛される存在となるよう見守っていきたいです。



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2011年9月議会閉会号1(裏面)

発見83 とこバス・新路線誕生!

 東循環が、川岸循環と喜沢循環の2路線になって生まれ変わりました。3台のバスで運行しています。続けて違うルートに乗れますが、喜沢循環は、市役所を通らないので気をつけて下さいね!市内全域を駆け廻るとこバス運行経費は8419万円で、通勤、通院、買い物等に毎年3万人前後の人が利用しています。



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